色彩検定試験講座
生活と色
3級で出題されます。
色彩検定を目指される方が一番最初に学習するところです。
日常で目にする色の働きについて勉強します。
学習量は少なめですが、一番最初の基本的なところですので暗記よりもしっかり理解して下さい。
色彩と文化
2級で出題されます。
絵画芸術、歴史的建築物など文化の中で色彩が果たした役割について勉強します。
教養的側面が濃い分野で、学習量は少なめです。
色の表示
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
学習量は非常に多いところで苦手とする方も多いですが、試験でも頻出分野ですのでしっかり学習する必要があります。
色の三属性についてしっかり理解して下さい。JIS系統色名やJIS慣用色名も合わせて憶えて下さい。
その後、各種表色系を学習します。出題される表色系としては、マンセル表色系・PCCS・オストワイル表色系・XYZ表色系です。
光と色
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
光による色の見え方を学習します。
具体的には、光の種類・性質、視覚の仕組み・性質、照明、混色などです。
学習量は非常に多いところですし、試験でも頻出分野ですのでしっかり学習する必要があります。
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色彩心理
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
赤は暖かいイメージ、青を冷たいイメージなど、色が私たち人間に与える心理的効果を学習します。
色彩心理を学習した後で、世の中の色使いを見てみると学習が面白くなってくるかもしれません。
色彩調和
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
料理や音もそうですが、色にも組み合わせが非常に大切です。
3級・2級では各種配色技法を学習し、1級では色彩調和論を学びます。
試験に出題される配色技法は以下のようなものです。各々理解するとともに、自分で指定された配色が作れるように練習して下さい。
色相・トーン・明度・彩度による配色
ドミナント・トーンオントーン・トーンイントーン・トーナル・カマイユ&フォカマイユ・ビコロール&トリコロール配色
ダイアード&スプリットコンプリメンタリー・トライアド&テトラード・ペンタード&ヘクサード
色彩効果
2級で出題されます。
「色彩調和」で配色を学習された後に、更に発展して配色の効果的な構成を学習します。
この分野は、専門用語が特に多く出てきますので、しっかり区別して憶えて下さい。
ハーマングリッド、リープマン効果、マッハバンド、エーレンシュタイン効果、ネオンカラー効果、透明視、ベンハムトップ、マッカロー効果など、それらがどういう現象なのか実例を元にしっかり理解して下さい。
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色彩の実務
1級で出題されます。
今まで学習した色彩の理論をベースに、日常生活への応用を学習する分野です。
特に、「安全色」についての知識が試験の頻出分野ですのでしっかり憶えて下さい。
ファッション
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
色彩検定を勉強されている方には、服飾関係の方も多いと思います。
又、服飾関係者以外でも、少し服装に興味のある方なら服の色は非常に興味をもって学習できる分野です。
今まで学習してきた色彩の理論をベースに、どのようにファッションに取り入れられているか応用力が試される分野です。
1級では更に発展して商品企画の工程や繊維の種類についても勉強します。
インテリア
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
私たちが住んでいる家や、会社、駅、お店など建築物において色は非常に大きな役割を果たしています。
普段何気なく見逃していた建築物の色を理論的に学習していく分野です。
学習した知識をベースに、普段目にする建築物を分析していくとより理解が深まるでしょう。
又、これを機に自分の部屋を色彩の知識を使って模様替えしてみるのもいいかもしれません。
エクステリア環境
1級・2級・3級の全級で出題される分野です。
「インテリア」の分野では、建築物の内部を中心にスポットを当てて学習しました。
それに対して、この分野は建築物の外部(エクステリア)や、もっと広い周辺環境との調和にスポットを当てて学習します。
プロダクト
1級で出題されます。
普段私たちが何げに使っているパソコン、自動車、家電、携帯電話など、商品に使われいる色について学習します。
色彩計画を通じて、商品における色のあり方がわかります。